今現地で1番見たい選手。破壊のごとく突き進む。「ナジャ・ナインゴラン」
ベルギー出身のプロサッカー選手。
インドネシアのバタック人の父とフランス人の母の間に生まれた。父はラジャが幼いころに失踪し、貧しい生活の中で母親に育てられた。このことを今でも相当うらんでいるという。母親は2010年に死去しており、ラジャの背中には母親の誕生日と命日がタトゥーとして彫ってある。
名前の"Radja"はインドネシア語で「王」を意味し、カリアリでの活躍後はアジア系の風貌とプレースタイルにより"Ninjya"の愛称で呼ばれている。
カトリックを信仰し、オランダ語、英語、フラマン語を話せるほか、フランス語も理解できる。
17歳のときに母の元を離れ、遠いイタリアへ渡った。移籍先の2部ピアチェンツァで瞬く間にレギュラーをつかむと、サルデーニャ島のセリエAクラブの目に留まった。それがカリアリだ。当時のビゾーリ監督(現チェゼーナ)によれば
「攻守の切り替えをごく自然にこなすし、ロングパスの精度が高い。両脚の1歩目の踏み込みが強いから、半径3mの競り合いで勝てる相手はまずいない。とにかくルーズボールを拾ってくれるから、いろいろなクラブが欲しがったのも道理だ」その後、数多のビッククラブが彼を狙ったが、最終的にローマが競り落とした形だ。
ローマに移籍後は、持ち前のスタミナと身体能力を活かしてたハードタックルとミドルシュートを武器に、打倒ユーベを掲げスクデットに向けて気合いを見せている。
正直、今のセリエAに彼の突進を止められる選手はいないと思う。
これからも彼の闘志はずっと見ていたい選手だ。
そんな最近のナインゴランの活躍がわかる動画がコチラ
【動画】セリエA第26節: インテル 対 ローマ - スポーツナビ「DAZN™」